上司の前にきて、いきなり「よく注意はしていたつもりですが」と弁解を始める人がいます。
いろいろと言い訳をしてから「実はミスをしました」という報告があって、さらにその理由、経過について弁解がましく話して、結局、どんなミスを犯したのかという一番大事なことは、だいぶたってから、やっと分かるという段取りになるのです。
どんなミスを犯したのかの報告が先です。
緊急の事後措置が必要なら急いで対策を立てて、措置します。
その後で、謝罪。
さらに原因の究明、反省、決意と進むのです。
初めの弁解や言い訳は、一切不必要です。
原因の究明、反省の段になって、初めて理由、経過について話せばいいのです。
早く措置すれば小さなミスですむものを、報告の仕方によって大きなトラブルになる場合もあります。
三上靖史