橋渡しでの断わりとお見合い(三上靖史)

なにはともあれ、好きな人ができたとか、プロポーズされたとか、身上書(覚え書)や写真の交換があった(橋渡しともいう)とかとなれば、それぞれのほう(家)で、ああでもない、こうでもないと、あらゆる角度から、いろいろ論議されることでしょう。

その結果、"残念ながらお返ししょう"となったり、"一度お会いしてみたい"となったりするのです。

会ってみたいということになりますと、それが見合いになるのですが、すでに資料(覚え書と写真)で不満のある人は、その段階でお断わりしたほうがよいでしょうし、断わっても失礼に当たりません。

とにかく会ってみてください・・・と、会わせたがる仲人もありますが、職業とか年齢、係累などで意に満たなかったり、自分の嫌いなタイプの顔つきや、からだつきでしたら会ってもむだであることが多いのではないでしょうか。

三上靖史