15℃前後が生育適温で、5℃程度までなら耐えられます。
シクラメンはどちらかというと涼しい環境を好み、暖房の効きすぎた部屋では花もちが悪くなるので、むしろ室内の寒い場所のほうが適します。
過湿は根腐れの原因ですから、乾かし気味に管理します。
水は鉢土が乾いてからたっぷり与え、受け皿にも水を溜めてはいけません。
また、葉や花に水をかけるのは灰色かび病を招くので、水は鉢土に直接注いでください。
肥料は開花期間中、液肥の1000倍液を10日に1回水やり代わりに与えると、花つきがよくなり、開花期間も長くなります。
シクラメンは暑さに大変弱く、翌年も花が楽しめるかどうかは、夏をいかに乗り切るかにかかっています。
三上靖史